Dialogue Symphonieトラック1　お気に入り度：★★★★

MALICE MIZER解散後、Manaが始めたソロ活動Moi dix Mois。
その最初の楽曲が、この作品です。
チェンバロ、パイプオルガンと言った、クラシックの楽器と、
ギターが折り重なる重厚な旋律を堪能できます。
ロックとクラシックの融合を目指す、Moi dix Moisの特徴は、
元祖であるこの曲から、いかんなく発揮されています。

Jukaの低く甘い声質も、曲の雰囲気にマッチしていてよいです。
Jukaにとっては、この曲が音楽界のデビュー曲でもあります。

一方、旋律の美しさ、という点では十二分に充実した内容になっていますが、
歌詞としては、まあそれほど特徴的とはいえないです。
背徳の愛、というようなテーマになるか･･･、
普通にV系の歌詞という感じで、特筆するところはないですね。

Mana的にはこういう世界観が、大好きのようなので、
暫くは似たようなテーマの歌詞が量産されていきます。
しかし、その中で、曲も歌詞も徐々に追求の方向性が変わっていくので、
その流れを辿りながら味わうのも面白いでしょう。

非常に完成度の高い作品をファーストシングルに持ってくることができているので、
Moi dix Moisのスタートダッシュは、上々だったと思います。

◆↓ライブ動画↓◆